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八咫烏@九段下 / 八咫烏式燕三条チャーシューラーメン(限定)
八咫烏
八咫烏式燕三条チャーシューラーメン(限定)

[訪問日]
2018年7月12日(木)

[評価]★★★★☆

八咫烏 -- 八咫烏式燕三条チャーシューラーメン(限定)


九段下の行列店「八咫烏」。



元々は、調布市仙川にある「魔女のカレー」というカレー屋を営んでいた居山勢さんが、
独学でラーメンも作り出し、カレーとともに二毛作営業をしていたことに端を発します。


それが、カレー屋はスタッフに任せ、居山さんは、ラーメン屋に専念し、「八咫烏」を
オープンしてしまったという経緯なわけです。



そして、オープンから2年にして、その地位を不動のものにしています。



ま、詳しくは、以前取り上げた記事を参照していただきたいのですが・・・
 ⇒ 「八咫烏 / ラーメン 黒」の記事




最近、僕のブログへの登場回数が一気に増えてきました。



レギュラーメニューは、「黒」、「白」、「金」という3種類のみの構成で、
アニマルオフの和出汁のスープが看板の美味しいお店です。


ですが、そのレギュラーメニューはもちろんのこと、毎週のように更新される、
あるいは、不定期に新しくリリースされる「限定メニュー」がとても面白い、
それが「売りの1つ」にもなっているのが同店です。




僕も一通りレギュラーはいただいたので、以前から興味を持っていた「限定」を
最近になって食べ始めました。


まだ、数回しか食べたことがないのですが・・・


ちなみに、最近食べたのは、

「オレガノのビーフのステーキまぜそば」
 ⇒ 「八咫烏 / オレガノのビーフのステーキまぜそば」の記事

「冷製アボカドのクリーミーラーメン」 
 ⇒ 「八咫烏 / 冷製アボカドのクリーミーラーメン」の記事

この2つです。


もう、とにかく、創作性に富んでいて、オリジナリティ溢れるメニュー。



中々、他では食べられないもので、すごく美味しいです。



なので、これ以外にも、チェックを怠らないようにして、なるべくいろんな限定を
いただけるようにしたいなと思っているのですが・・・


どうもメニュー更新のスピードについていけなくて、全て網羅できずに・・・



ただ、食べられるものは食べようと・・・




そんなこんなで、最近の新しいもので食べたのが、今回のメニューです。


それが、

「八咫烏式燕三条チャーシューラーメン」

というもの。



いわゆる新潟のご当地ラーメンとして有名な「燕三条ラーメン」のことですね。

これを「八咫烏流」にアレンジ、創作したメニュー。


八咫烏には、

「八咫烏式○○○ラーメン」

というようなものがけっこうあります。



例えば、過去には、

「八咫烏式煮干しの台湾ラーメンfeatグリーンカレー」
「八咫烏式台湾ラーメン」
「八咫烏式インスパイア」
「八咫烏式鴨のラーメン」
「八咫烏式冷やしサラダラーメン」
「八咫烏式新潟生姜醤油ラーメン」
「八咫烏式 タイカレーつけ麺」
「八咫烏式ジンギスカンnaみそラーメン」
「八咫烏式 和牛エスニックラーメン」
「八咫烏式冷やし中華」

などがありました。

他にももっとあったのかもしれませんが、僕が知っている限りだとこんな感じ。


で、これらが、大抵「ご当地ラーメン」であったり、すでに知れ渡っている
ラーメンのジャンルであったり・・・

それらを八咫烏式にアレンジしたらこうなりますよという内容のもの。



そういう限定が多いんですね。


できれば、みんな食べておきたかったと思うものばかりなのですが。



で、今回のは、新潟の「燕三条ラーメン」をモチーフにした「八咫烏式」。



今まで食べ逃してきたので、今回は、とりあえず逃すまいといただいてきた次第です。




さて、「燕三条ラーメン」といえば、いわゆる「背脂煮干しラーメン」のことで、
本場の味はいただいたことはないですが、どんなものかは知っています。



なので、それを「八咫烏式」にアレンジしたらどうなるのか。


楽しみですよね。




ということで、「八咫烏」の今回の限定「八咫烏式燕三条チャーシューラーメン」、
いただいてきましたので、早速ですが、感想の方をレポしていきましょう!


ちなみに、「八咫烏式燕三条チャーシューラーメン」だけではなく、チャーシュー増しではない
「八咫烏式燕三条ラーメン」というのもあったのですが、チャーシュー増しがお勧めだったので、
こちらにしました。




それでは!






まずは、ビジュアルから。

八咫烏 -- 八咫烏式燕三条チャーシューラーメン(限定)

あいかわらずの個性的なビジュアル、そして、独創的なトッピング内容。

何も言われなければ、「燕三条」とは思わないような内容ですね。


面白そうです。





それでは、細かく。

八咫烏 -- 八咫烏式燕三条チャーシューラーメン(限定)_アップ

まずは、スープ。



いわゆる「燕三条」にも使われているのと同様の醤油清湯スープ。

濃い目の醤油ブラウンをしたスープで、味は濃そうなイメージです。


通常、「燕三条」といえば、スープは「煮干しスープ」のはずで、
表面にたっぷりの「背脂」が浮いています。



この「八咫烏式」も表面には背脂が浮いています。


ですが、そこまで表面を多い尽くすほどのものではなく、しかも、背脂だけではなく
別の油と合わせているようです。


背脂は、けっこう大粒のもので、インパクトありそうです。




で、麺は、最近、三河屋製麺と共同開発した特注麺。


太目の全粒粉の入った平打ち麺。

かなりモチモチとした食感で美味しい麺です。



そして、トッピング。


トッピングがまたすごい・・・



チャーシュー増しのほうを選んだということもあるのですが、チャーシューがすごい。


ほぼ全面を多い尽くすほどのもので、大きな豚バラの焼豚チャーシューが
ズラッと5枚も並んでいます。


その上には、1枚、鶏ムネの低温調理チャーシューがのっています。


これは、かなり豪華でインパクトの強いものです。



そして、このチャーシューの上にのっているトッピングが個性的。


なんと、「レタス」。


レタスと笹切りしたネギがのっているんです。


なぜ、レタス?

最初、僕もそう思ったんですが、これ、実は意味のあるものなんですよね。

そこら辺の意味をしっかりと考えてトッピングを選んでいるところもさすが。


単に奇をてらっているわけではないんです。



で、さらに、そのレタスの上にのったオレンジ色のもの。

これが、実は一番のポイントになるもので、簡単に言ってしまえば、
「燕三条ラーメン」を「燕三条ラーメン」でなくしてしまうもの。


つまり、これこそ「居山マジック」のアイテムなんです。



で、スライスレモンが添えられています。



ちょっとレタスの陰に隠れてしまってますが、縦にパッカンされた味玉。


居山さん、いつもご厚意ありがとうございます。





いつになくオリジナリティに富んだ盛り付け内容で、美味しそうです。


一体どんな味なんだろうと、食べる前の楽しみを持たせてくれる、
エンタテインメント性たっぷりでもあって、エンタ好きの居山さんならではです。





さて、それでは、いただいてみましょう!





まずは、スープから一口。




ん~、しっかり「燕三条」してますね。


ビター感のある煮干しスープに、甘みのある背脂。


煮干しスープは、ビター感がありながらもエグミとかは一切ない上質なもので、
和出汁を得意とする居山さんならではのもの。


素直に美味しいですね。



背脂も、そこまで多くはないのですがしっかりと甘みを加えてくれて。



ただ、この背脂、普通の背脂とは作り方がちょっと違うんですよね。

しかも、使っている油が背脂だけではないんです。



まず、背脂。

これは、なんと、背脂を最初に油で揚げてしまっているみたいなんです。

それをミキサーにかけて細かくしたものをのせてるんです。


一度油で揚げてあるものなので、微妙ですが香ばしさや食感が、普通の背脂とは
違うものがある。


しかも、この背脂を別の油に合わせているんです。

それが、「牛脂」。


和牛の脂に背脂を合わせたものが、今回使われている油。



背脂の甘みだけでなく、牛脂の甘みも加わったもの。


なるほど、甘みが上品で、煮干しのビター感とのマッチングが絶妙なはずです。



美味しいです。


たしかに「燕三条」なのですが、すでに普通の「燕三条」ではなくなっています。



ただ、これだけでは終わらないんですよね。




食べ進みます。




まず、麺。



これは、ここ何回か限定で使っている特注麺。


これが、けっこう太めの平打ち麺で、モチモチとした食感で美味しいんです。

しかも、太いのでボリューミーですし、食べ応えがしっかりとしている。


すごく満足感があり、お腹を満たしてくれる麺です。




そして、メイントッピングの豚バラチャーシュー。



これが絶品!



焼豚なので、切り口の周囲は香ばしく、中はしっとりとしてすごく美味しい。

なるほどオススメにするわけです。


このチャーシューが5枚は贅沢ですね。


しかも、鶏ムネもしっとりと美味しいし。



最高ですね。




そして、レタス。



これが、シャキシャキとした食感で。



ただ、普通は、ラーメンにレタスっていうのは、あまり考えにくいトッピングですよね。



ですが、これが食感的にもマッチしているし、何よりも、この濃口醤油スープに
すごく合っているんです。


レタスという野菜自体、水分が多い野菜です。


当然のことながら、ラーメンにトッピングしたレタスからも水分が出てきます。


この水分が、やや濃い目の醤油スープを中和してくれて、良い塩梅の加減にしてくれるんです。



しかも、これは、そうなることを計算済みのトッピング。


ただ、レタスをのせてるわけではなかったんです。



食感もオッケー、味にも変化をもたらせてくれる重要な役割。



よく考えられています。




さらに・・・



実は、これが、このラーメンの1番のポイント。


それが、トップにのっているオレンジ色をしたもの。



これ、実は、重要な味変アイテムなんです。


一体何かというと・・・



刻みニンニク、おろし生姜、大根おろし、それに唐辛子を混ぜたもの。


あえて言うのであれば、「辛子ニンニク生姜おろし」とでも言いましょうか・・・



これを、後半、スープに混ぜ合わせるんです。



すると、劇的に味が変化するんです。



ピリッと辛味が加わり、ニンニクの香りと、生姜と大根おろしの自然な辛味と清涼感。

これらが醤油スープに混ざりこんで、全く別の味へと一変するんです。



表面上の味は、まるで「燕三条」ではなくなる。

でも、ベースにはしっかり「背脂煮干し」がいる。



これが、メチャクチャ美味しい。



まさに、ここに「八咫烏式」があるわけです。



最終的には、「燕三条」をモチーフにしていながらも「八咫烏」の世界にしてしまう。



さすがのオリジナリティーです。


居山マジックですね。




すばらしいです!



最後は、レモンを軽く絞ってサッパリと完飲完食です。




あ、もちろん、ご厚意でいただいた味玉は言うまでもなく最高!




とても美味しかったです。




それにしても、この居山マジックはすごいですね。


最終的に自分の味にしてしまうんですから。


感服です。




こうなると、やはり、今後も限定からは目が離せなくなってくるんですよね。


要チェックです!





ちなみに、8月には、2周年記念イベントが開催されるようなんですが・・・


2日間開催され、それぞれ違うラーメンが提供される予定でして。



で、その1つが

「八咫烏式家系ラーメン」

ということでして・・・



一体、どう「家系」を居山マジックでオリジナルなものにするのか・・・。



なんとかスケジュールを空けるようにしないといけないです。


楽しみですね。






ご馳走様でした!

八咫烏 -- 八咫烏式燕三条チャーシューラーメン(限定)_メニュー

八咫烏

[データ]
●店名:八咫烏
●住所:東京都千代田区九段北1-9-2 中西冷えう1F
●交通:東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下」より徒歩2分
●営業:[月~土]11:00~22:00(14:00~17:00の間2時間くらい閉めることあり)・[土・祝]11:00~17:00
●定休:日曜




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■背脂醤油らーめん [ 新潟/煮干(燕三条系らーめん) ]
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