天然とんこつラーメン専門店 一蘭 六本木店
天然とんこつラーメン(創業以来)
[訪問日]
2013年11月20日(水)
[評価]★★★★☆
久しぶりに「一蘭」を食べました。
かなり久しぶりです。
「一蘭」といえば、とんこつラーメンでは、「一風堂」と並んで有名なチェーン店でしょう。
最近では、店舗数もかなり増えて、東京でも気軽に食べることができますが、
僕がラーメンを食べ歩きを始めた1990年代は、九州に行かなければ食べられませんでした。
なので、僕が初めて「一蘭」を食べたのは、出張ついでに食べにいった
「博多店(サンプラザ地下街内)」が最初でした。
その時は、いろんな意味で感動したのを憶えています。
その後、福岡の中洲にあった「中洲川端駅上店」にも行きました。
ここは、後の2012年に「総本店」として、地上12階建ての本社ビルに
生まれ変わりましたが・・・。
この「一蘭」のとんこつラーメン。
これを「博多ラーメン」と分類していいかどうか、諸説はありますが、
九州福岡生まれの博多ラーメンスタイルなので、
一応は、「博多ラーメン」として分類しても良いのではと思ってます。
それ以上に、「一蘭」は、いろんな意味で、「ラーメン」に
新しいスタイルを持ち込んだ革命的な店と言えるでしょうね。
それが、オーダーシステム。
まず、世界初の「味集中カウンター」といって、カウンター席の両脇が
衝立で仕切られている。
席の前もすだれが下がっていて店員の顔も見えなければ、
食べてる姿を見られることもない。
しかも、店員と言葉を交わすこともない。
オーダーは、まず食券を買い、専門の用紙に味の好みを
記入してカスタマイズして店員に渡すだけ。
カスタマイズの内容は、下記の通り。
・味の濃さ(うす味・基本・こい味)
・こってり度(油の量:なし・あっさり・基本・こってり・超こってり)
・にんにくの量(なし・少々・基本・1/2片・1片)
・ねぎの種類(白ネギ・青ネギ・ミックス)
・チャーシューの「あり」か「なし」
・秘伝のたれの量(なし・1/2・基本・2倍・記入式)
・麺の堅さ(超かた・かた・基本・やわ・超やわ)
この7種類です。
替え玉も、替え玉プレートを専用のボタンの上に置くとチャルメラ音が流れ、
店員が替え玉プレートを取りに来るというシステム。
味ももちろんなのですが、このシステムが話題となり、
どうしても「一蘭」を食べてみたい。
でも、九州に行かないと食べられない。
けっこう当時はフラストレーションたまりましたね。
ただ、こういったシステムも、最初からあったわけではありません。
現在の「一蘭」になってからです。
では、現在の「一蘭」とはいつからを指すのか?
ということで、簡単に、その歴史を紐解いてみましょう。
創業は、1960年、福岡県福岡市早良区百道で創業されました。
夫妻が切り盛りする小さなラーメン店だったのですが、
常連のお客さんがたくさんいて人気のあるお店だったようです。
1966年には、小郡市へ移転して営業を続けていたのですが、
初代店主夫妻が高齢になったため廃業を考えたようですが、
常連客の希望で営業を続けていたようです。
その際に、常連を会員とした「会員制ラーメン店」として営業していたようです。
その後、「一蘭」の味を引き継ぐため、現在の「一蘭」の社長である吉富氏が、
1993年に「那の川店」を開業したのをきっかけに店舗拡大化を計り、
現在の「一蘭」に成長していったようです。
先ほどの「オーダーシステム」は、この吉富氏に引き継がれて、
「那の川店」がオープンしてから始まったようです。
「一蘭」では、この「那の川店」を「発祥の店」と呼んでいます。
さて、またまた前置きが長くなってしまいましたが、
これで「一蘭」というラーメン店については大体わかっていただいたと思います。
ただ、味についてはまだ触れてないですね。
ということで、今回、久しぶりに行ってきたのは、
関東進出の第一号店となった「六本木店」。
この「六本木店」。
2001年にオープンしたのですが、当時は、「六本木大江戸線駅上店」と
呼ばれていました。
ようやく東京でも「一蘭」が食べられるということで、喜んだものです。
では、早速お味の方を。
まず、見た目なんですが、ご覧の通り、かなりシンプルなとんこつラーメンです。
具は、チャーシューのみ。
ただし、中央に「赤いタレ」が・・・。
この「赤いタレ」が「一蘭」の味の一番の特徴でしょう。
先ほどの「オーダーシステム」で、この「赤いタレ」を除くこともできるのですが、
これを除いたら「一蘭」じゃなくなっちゃいますから。
では、今回の僕のオーダーのカスタマイズを。
基本的には、デフォルトですが、
・味の濃さ ⇒ こい味)
・こってり度 ⇒ 基本
・にんにくの量 ⇒ 基本
・ねぎの種類 ⇒ ミックス
・チャーシュー ⇒ 「あり」
・秘伝のたれの量 ⇒ 基本
・麺の堅さ ⇒ かた
こんな感じです。
本当は、にんにく、秘伝のたれは多めに、
こってり度も「こってり」にしたかったのですが、身体のことを考えて・・・。
まずは、スープを一口。
すごくマイルドなとんこつスープ。
臭みが全くなく、とても飲みやすいスープ。
まさに「一蘭」独特の「とんこつスープ」ですね。
麺は、細麺のストレート。
特別な小麦粉を独自にブレンドした「一蘭」オリジナルの自家製麺で、
のど越しもよく食べやすい美味しい麺です。
そして、「秘伝の赤いタレ」。
これが、唐辛子を基本に三十数種類の材料を調合して
何昼夜も寝かせた作った熟成のタレ。
これが、ピリッと辛くて美味しいんですよね。
臭みのないとんこつスープに、途中から混ぜて食べると、
味の変化が楽しめます。
冒頭でも言いましたが「博多ラーメン」といっていいかどうか。
「博多ラーメン」としての本来の良さを取り除いている部分もあります。
例えば、「臭さ」とか、そういう意味では、もっと美味しい
本当の「博多ラーメン」はあります。
でも、「一蘭」というラーメン自体が1つのジャンルとして確立されていて、
美味しいのは間違いのないことですし、個人的に好きなので、
これはこれで良いのでしょう。
ちなみに、「一蘭」は、プレミアムショップとして、
・天神西通り店 ~釜だれとんこつ~
・キャナルシティ博多店 ~重箱酸味~
・天神店 ~剛鉄麺~
・西新店 ~剛鉄麺~
・太宰府店 ~ラー麦麺~
の5店舗を九州で展開し、そこでしか食べられないメニューを
提供しています。
そのうち食べてみたいですね。
その前に、都内でも、いろんな店舗の「一蘭」を食べてみたいです。




[データ]
●店名:天然とんこつラーメン専門店 一蘭 六本木店
●住所:東京都港区六本木4-11-11 六本木GMビル 2F
●交通:都営大江戸線「六本木」より徒歩1分/日比谷線「六本木」より徒歩2分
●営業:[月~日]11:00~30:00
●定休:無休
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天然とんこつラーメン(創業以来)
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2013年11月20日(水)
[評価]★★★★☆

久しぶりに「一蘭」を食べました。
かなり久しぶりです。
「一蘭」といえば、とんこつラーメンでは、「一風堂」と並んで有名なチェーン店でしょう。
最近では、店舗数もかなり増えて、東京でも気軽に食べることができますが、
僕がラーメンを食べ歩きを始めた1990年代は、九州に行かなければ食べられませんでした。
なので、僕が初めて「一蘭」を食べたのは、出張ついでに食べにいった
「博多店(サンプラザ地下街内)」が最初でした。
その時は、いろんな意味で感動したのを憶えています。
その後、福岡の中洲にあった「中洲川端駅上店」にも行きました。
ここは、後の2012年に「総本店」として、地上12階建ての本社ビルに
生まれ変わりましたが・・・。
この「一蘭」のとんこつラーメン。
これを「博多ラーメン」と分類していいかどうか、諸説はありますが、
九州福岡生まれの博多ラーメンスタイルなので、
一応は、「博多ラーメン」として分類しても良いのではと思ってます。
それ以上に、「一蘭」は、いろんな意味で、「ラーメン」に
新しいスタイルを持ち込んだ革命的な店と言えるでしょうね。
それが、オーダーシステム。
まず、世界初の「味集中カウンター」といって、カウンター席の両脇が
衝立で仕切られている。
席の前もすだれが下がっていて店員の顔も見えなければ、
食べてる姿を見られることもない。
しかも、店員と言葉を交わすこともない。
オーダーは、まず食券を買い、専門の用紙に味の好みを
記入してカスタマイズして店員に渡すだけ。
カスタマイズの内容は、下記の通り。
・味の濃さ(うす味・基本・こい味)
・こってり度(油の量:なし・あっさり・基本・こってり・超こってり)
・にんにくの量(なし・少々・基本・1/2片・1片)
・ねぎの種類(白ネギ・青ネギ・ミックス)
・チャーシューの「あり」か「なし」
・秘伝のたれの量(なし・1/2・基本・2倍・記入式)
・麺の堅さ(超かた・かた・基本・やわ・超やわ)
この7種類です。
替え玉も、替え玉プレートを専用のボタンの上に置くとチャルメラ音が流れ、
店員が替え玉プレートを取りに来るというシステム。
味ももちろんなのですが、このシステムが話題となり、
どうしても「一蘭」を食べてみたい。
でも、九州に行かないと食べられない。
けっこう当時はフラストレーションたまりましたね。
ただ、こういったシステムも、最初からあったわけではありません。
現在の「一蘭」になってからです。
では、現在の「一蘭」とはいつからを指すのか?
ということで、簡単に、その歴史を紐解いてみましょう。
創業は、1960年、福岡県福岡市早良区百道で創業されました。
夫妻が切り盛りする小さなラーメン店だったのですが、
常連のお客さんがたくさんいて人気のあるお店だったようです。
1966年には、小郡市へ移転して営業を続けていたのですが、
初代店主夫妻が高齢になったため廃業を考えたようですが、
常連客の希望で営業を続けていたようです。
その際に、常連を会員とした「会員制ラーメン店」として営業していたようです。
その後、「一蘭」の味を引き継ぐため、現在の「一蘭」の社長である吉富氏が、
1993年に「那の川店」を開業したのをきっかけに店舗拡大化を計り、
現在の「一蘭」に成長していったようです。
先ほどの「オーダーシステム」は、この吉富氏に引き継がれて、
「那の川店」がオープンしてから始まったようです。
「一蘭」では、この「那の川店」を「発祥の店」と呼んでいます。
さて、またまた前置きが長くなってしまいましたが、
これで「一蘭」というラーメン店については大体わかっていただいたと思います。
ただ、味についてはまだ触れてないですね。
ということで、今回、久しぶりに行ってきたのは、
関東進出の第一号店となった「六本木店」。
この「六本木店」。
2001年にオープンしたのですが、当時は、「六本木大江戸線駅上店」と
呼ばれていました。
ようやく東京でも「一蘭」が食べられるということで、喜んだものです。
では、早速お味の方を。
まず、見た目なんですが、ご覧の通り、かなりシンプルなとんこつラーメンです。
具は、チャーシューのみ。
ただし、中央に「赤いタレ」が・・・。
この「赤いタレ」が「一蘭」の味の一番の特徴でしょう。
先ほどの「オーダーシステム」で、この「赤いタレ」を除くこともできるのですが、
これを除いたら「一蘭」じゃなくなっちゃいますから。
では、今回の僕のオーダーのカスタマイズを。
基本的には、デフォルトですが、
・味の濃さ ⇒ こい味)
・こってり度 ⇒ 基本
・にんにくの量 ⇒ 基本
・ねぎの種類 ⇒ ミックス
・チャーシュー ⇒ 「あり」
・秘伝のたれの量 ⇒ 基本
・麺の堅さ ⇒ かた
こんな感じです。
本当は、にんにく、秘伝のたれは多めに、
こってり度も「こってり」にしたかったのですが、身体のことを考えて・・・。
まずは、スープを一口。
すごくマイルドなとんこつスープ。
臭みが全くなく、とても飲みやすいスープ。
まさに「一蘭」独特の「とんこつスープ」ですね。
麺は、細麺のストレート。
特別な小麦粉を独自にブレンドした「一蘭」オリジナルの自家製麺で、
のど越しもよく食べやすい美味しい麺です。
そして、「秘伝の赤いタレ」。
これが、唐辛子を基本に三十数種類の材料を調合して
何昼夜も寝かせた作った熟成のタレ。
これが、ピリッと辛くて美味しいんですよね。
臭みのないとんこつスープに、途中から混ぜて食べると、
味の変化が楽しめます。
冒頭でも言いましたが「博多ラーメン」といっていいかどうか。
「博多ラーメン」としての本来の良さを取り除いている部分もあります。
例えば、「臭さ」とか、そういう意味では、もっと美味しい
本当の「博多ラーメン」はあります。
でも、「一蘭」というラーメン自体が1つのジャンルとして確立されていて、
美味しいのは間違いのないことですし、個人的に好きなので、
これはこれで良いのでしょう。
ちなみに、「一蘭」は、プレミアムショップとして、
・天神西通り店 ~釜だれとんこつ~
・キャナルシティ博多店 ~重箱酸味~
・天神店 ~剛鉄麺~
・西新店 ~剛鉄麺~
・太宰府店 ~ラー麦麺~
の5店舗を九州で展開し、そこでしか食べられないメニューを
提供しています。
そのうち食べてみたいですね。
その前に、都内でも、いろんな店舗の「一蘭」を食べてみたいです。




[データ]
●店名:天然とんこつラーメン専門店 一蘭 六本木店
●住所:東京都港区六本木4-11-11 六本木GMビル 2F
●交通:都営大江戸線「六本木」より徒歩1分/日比谷線「六本木」より徒歩2分
●営業:[月~日]11:00~30:00
●定休:無休
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