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らーめん 香月@六本木 / 醤油らーめん
らーめん 香月
醤油らーめん

[訪問日]
2016年1月28日(木)

[評価]★★★★☆

らーめん 香月 -- 醤油らーめん


背脂チャッチャ系の元祖の一つとして有名な「らーめん 香月」。

1990年代のラーメンブームを牽引してきたお店の一つであることは
間違いないでしょう。


「恵比寿」という街を「ラーメン激戦区」に押し上げたのも、
間違いなく、この「らーめん 香月」です。


駒沢通りを山手通り方面に歩いて数分。

右側に、赤と青と緑のネオンで彩られたロゴが妖しく光る。


そして、店頭には、緑地に赤と黒で屋号が書かれたスタンド看板。



「恵比寿に「香月」という美味いラーメン屋がある!」

という噂を聞きつけ、食べに行ったものです。


その「香月」もラーメンブームが下火になってくるのに合わせるように、
次第にその人気も落ちていきました。


そして、ついに、2013年には、閉店。

あの味をもう味わえないと思ってさびしい思いをしていた人も
たくさんいたと思います。


僕もその一人です。



それが、なんと、このたび、創業者の穴見勝喜氏全面監修のもと
六本木に場所を移し、満を持して復活するという・・・。


「香月」完全復活!


しかも、「らーめん」の味はもとより、どんぶり、厨房、
店舗外装、看板、などなど、あらゆる面で全盛期の「香月」を
再現した形でのオープン。


まさに「完全復活」なわけです。



当時の味をリアルタイムで体験してきている僕らにとっては、
美味しい不味い関係なく、もう一度食べたいという思いでいっぱい。


食べに行かないわけがありません。




それにしても、何で、あんなに人気があったのに、こうも紆余曲折を
繰り返してきたんでしょうね~?


その歴史を振り返ってみますと・・・



そのルーツは、後の「ホープ軒本舗」となる「貧乏軒」から始まった103台の
屋台チェーンにあります。

その屋台チェーンから独立したのが千駄ヶ谷にある牛久保氏率いる
「千駄ヶ谷ホープ軒」です。


そして、その「千駄ヶ谷ホープ軒」から、堀切菖蒲園の「弁慶」、
環七常盤台の「土佐っ子」、そして、後に恵比寿に移転する「香月」が
巣立っていきました。


この「千駄ヶ谷ホープ軒」、「弁慶」、「土佐っ子」、「香月」の
共通店が、「豚骨醤油」、「背脂チャッチャ」の2つなのです。


なので、「香月」も「背脂チャッチャ系」の元祖といわれるわけです。


この「香月」からも有名店が巣立っていってますからね。

恵比寿の「丸富」、西新井大師の「涌井」などは代表格。

さらにこの「涌井」からも、阿佐ヶ谷の「大慶」、池袋の「えるびす」などが
巣立っていってます。


で、その「香月」を創業したのが、元々タクシー運転手だったという
穴見勝喜氏です。


最初は、青山付近で屋台で営業を始めたそうです。

その後、紆余曲折があったわけですが、時系列でまとめて見ますと、
下記のようになります。


1975年 青山でトラック屋台で営業開始
1977年 渋谷並木橋(明治通り)付近に店舗を構える
1987年 恵比寿西口(駒沢通り)に店舗を移転
     ⇒ この恵比寿時代が全盛期
2012年2月29日 恵比寿の店舗が閉店
         ⇒ この時点で、穴見氏の手からお店が手放されたらしい
           (「香月」出身の「味里」店主・秋山氏談)
2012年3月9日 三軒茶屋にオープン
2012年6月28日 恵比寿東口にオープン
2013年6月 両店舗が閉店。事実上、「香月」消滅


ってな感じになります。



で、しばらく、息を潜めていたのですが、このたび、
「装い新たに」ではなく、「全盛期当時をそのままに」復活したわけです。


でも、すでに穴見氏から「香月」は手放されているはず。

なのに、全面監修とはいかに・・・


ってな感じでもあるのですが、それは、とりあえず置いておいて。




そんなわけで、1月21日に復活を遂げた「らーめん 香月」。



場所はというと、六本木通り沿い。


「六本木」駅を降りたら、六本木の交差点を溜池方面に200mほど、
2分くらいでしょうかね、歩いていくと、右側に見えてくるのが、
例の「妖しく光る赤と青と緑のネオンで彩られたロゴ」、
そして、「緑地に赤と黒で屋号が書かれたスタンド看板」。


まさに「あの香月」の佇まいです。



店内は、入り口を入ると、まず、厨房を前にしたL字型のカウンター、
奥に進むと、右側には4人掛けテーブル席が2卓、左側には、
さらにカウンター席があります。

全部で、25席ほど。


奥に長細い店舗ですね。



メニューは、というと・・・。


基本は、「醤油らーめん」と「塩らーめん」。

本来は、「味噌らーめん」もあるんですが、今は準備中。


で、この基本に加え、「スペシャルらーめん」というのがあります。


これが、いわゆる「特製」なのですが、「醤油」と「塩」では
トッピングの中身が違います。


で、あとは、数ある追加トッピングで、自分流のバリーエーションを
作っていくわけです。


昔は、券売機がなく口頭注文だったのですが、その様々なバリエーションを
全て憶えてメニュー提供に対応してました。

トッピングは、「味玉」、「ネギ」、「チャーシュー」、「メンマ増し」、
「昆布」、「のり」、「コーン」、「もやし」、「バター」など。


バリエーションこそ2つしかなかったですが、吉祥寺の「ホープ軒本舗」も
外の行列に並んでいる人の注文は全部暗記してましたからね。


今は、券売機があるので、ある程度のバリエーションメニューを
事前に選んで買うことができますが・・・。



それと、「香月」は、まるで「家系」のように、「好み」を
指定できるんですよね。

「麺の固さ」、「味の濃さ」、「背脂多さ」を指定できるんです。

で、その中で、「麺固め」、「味濃いめ」、「背脂多め」という指定を
以前の「香月」での常連さん向けの符丁で「三拍子」というように
言われていたようです。

実は、このことを僕は知らなくて、今回初めて知ったんですが、
どうやら、知る人ぞ知る注文方法だったみたいですね。


でも、今回の復活から、誰でもその注文方法ができるように、
ポスターまで貼ってあり、むしろ「売り」にしています。



と、まあ、こんな感じです。




で、僕が何をチョイスしたかというと、もちろん定番の「醤油らーめん」。


「塩」もあるし、今は、準備中ですが「味噌」もありますが、
やはり、一応「ホープ軒系」の流れとしては、やはり「醤油」ですよね。


なので、「醤油」をチョイス。


「三拍子」もコールしてみたかったんですが、今回はデフォで。



ということで、食券をカウンターに差し出したのですが・・・。


なんと、そのカウンター越しの厨房に立ち、麺上げをしているのは、
創業者の穴見勝喜さんではないですか!


ちょっと、ビックリ。


全面監修ということではありましたが、まさか厨房に立っているとは!



これは、全盛期に「香月」に食べに行っていた僕としては、
嬉しいことこの上ない。


まさか、また穴見さんが作った「香月」の「醤油らーめん」を
食べれるとは思っても見なかったので。


こいつは、ラッキーですし、感慨深いものがあります。




ということで、満を持して復活を遂げた「らーめん 香月」、
しかも、創業者の穴見さんまでも厨房に立つ、まさに「復活の香月」。


しっかりといただいてきました。




では、いただいてきた感想の方を。




まずは、ビジュアルです。

らーめん 香月 -- 醤油らーめん

まるで洗面器?と思わせるようなバカデカイどんぶりで登場。

正面の感じロゴ、その反対側にはローマ字ロゴが入ったどんぶり。


まさに、あの「香月」ですね。

らーめん 香月 -- 醤油らーめん_アップ

そして、デフォルトであっても、スープの表面は「背脂」に
覆われています。


その下のスープは、澄んだ清湯醤油スープ。


そして、麺は、中細の縮れ麺。


トッピングは、メンマとバラロールのチャーシューが2枚だけ。

あとは、薬味のネギ。


デフォルトだと、かなりシンプル。



でも、このビジュアルこそ、まさに「香月」の「醤油らーめん」。


2013年に恵比寿東口の、「香月」っぽくない「香月」でも、
たしかに似たような見た目ではありましたが、今回は、また違った印象。



まさに、これぞ「香月」なんです。




美味しそうです。




では、スープからいただきましょう。



まずは、レンゲで一口すくって啜ってみると・・・。


「香月」ならではのカエシによるキリッとしたしょっぱさと、
背脂の甘味が絶妙なハーモニーを奏でてくれます。


豚骨がメインなのですが、鶏がらも合わせたスープは、
なぜかスッキリした味。


デフォルトでも、ある程度しょっぱくもある清湯醤油スープは、
「香月」ならではですよね。

たっぷりの背脂は、脂っこいというよりも、自然な甘みで
スープに厚みやコクを加えてくれます。



やはり、美味しいです!



「香月」は、「ホープ軒系」なわけですが、「ホープ軒」とは
違う味がします。


その秘密は、おそらく、「カエシ」、つまり「タレ」の違い。

門外不出といわれる穴見氏の作った秘伝のタレがポイントなんでしょう。


「ホープ軒」にはない美味しさがあるんです。




そして、麺。


中細の縮れた麺は、ややかん水強めな気もしますが、この歯ごたえ、
食感は、やはり、美味しい。


スープと一緒に絡んでくる背脂との相性も良いですよね。




数少ない具材は・・・


シャクシャクとした食感のメンマももちろん美味しいのですが、
やはり、このバラのロールチャーシューが美味しいです。


箸でほぐれるほどの柔らかさ、しっかりと沁みた味。

これが2枚も入っているのは贅沢かもしれない。


このほぐしたチャーシューと麺を、一緒に背脂とスープに絡めて
ズルズルッと啜る。



やはり美味しいですね。


薬味のネギもシャキッとして口直しにはピッタリ。

良い仕事をしています。



あっという間に美味しく完食です。



味もさることながら、懐かしさも一緒にいただいちゃったって感じ?


っていうか、そういう20数年前のお客さんを呼び戻すのも
一つの作戦だったんでしょうけど。


まんまと引っかかってしまった僕なんですが・・・。


まあ、それでも、いいんですけどね。



とりあえずは、「復活おめでとう!」ってことでしょうか?


まさか、厨房に穴見さんが立ってるとは思いませんでしたし・・・。


思わず、穴見さんに

「穴見さんは、ずっと厨房に立たれるんですか?」

って聞いちゃいました。



すると、

「しばらくは立ちます。 よろしくお願いします。」

と、返ってきました。



まあ、お年もお年でしょうからね。

もう80歳くらいにはなるでしょうから。



それに、今回、「創業者・穴見勝喜氏全面監修」となっていますが、
まさに「監修」であって、穴見さんが「香月」を復活させたわけでは
なさそうなんですよね。


母体は、㈱香月となっていますが、そこには、穴見さんとは関係のない
資本が入り込んでいるようですね。

その証拠に、それらしき人が何人もお店にいましたから。



つまりは、穴見さんも、広告塔として雇われた形なんでしょうね、おそらく。

そして、屋号、店舗デザイン、味にいたるまで全てが譲り渡された・・・。


そんなところでしょうか?


今回の「香月」には、僕はあえて「~店」という店舗名は明記しませんでした。

ですが、本当は「六本木店」というのだそうです。


つまりは、経営母体の方の話によると、

「店舗数をどんどん増やしていきたい」

とのことですから、めでたく復活したはいいものの、いずれは、
チェーン化していくのだと思います。


そうなると、悲しいところはあります。


なので、今は、純粋に穴見さんも厨房に立ち、全面監修した
昔の「香月」が戻ってきたことを喜んでいた方が正解かも。


っていうか、先ほども言いましたが、味とともに、当時を思い出させてくれる
「懐かしさ」も一緒に提供してくれたことに感謝でしょうかね。



とりあえず、変わらない味を提供してくれることを願っています。

がんばってほしいですね。

らーめん 香月 恵比寿本店
2013年、恵比寿東口に再オープンした店舗。この佇まい、それまでの「香月」とは全く違っていました・・・。
どれだけ違うかというと・・・

らーめん 香月 恵比寿本店(旧店舗)
これが、恵比寿西口、駒沢通り沿いにあった本来の「香月」の姿。
そして・・・

らーめん 香月
これが、今回完全復活した六本木の「香月」。
何から何まで元の「香月」とそっくりに再現しています。

らーめん 香月_看板
この看板、屋号が穢れることなく、受け継がれていって欲しいですね。

[データ]
●店名:らーめん 香月
●住所:東京都港区六本木3-10-11 青木ビル 1F
●交通:日比谷線・都営大江戸線「六本木」より徒歩2分
●営業:[月~土]11:00~33:00((翌朝9:00)/[日]11:00~23:00
●定休:無休




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■豚骨醤油らーめん [ 東京/背脂豚骨 ]
Trackback:(0) | Comments:(2)
コメント

すごい歴史ですね、完全復活おめでとうございます!!

背脂がからんだ麺、読んでるだけで涎が。。
2016-01-30 土 04:21:28 | URL | あんりょ☆ #- [ 編集]

>あんりょ☆さん
コメントありがとうございます。
けっこう好きなラーメンだったので復活して良かったです。
あとは、長続きしてくれれば良いんですけどね。
2016-01-30 土 16:12:47 | URL | ZUCKY #- [ 編集]
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