担々麺本舗 辣椒漢
正宗担々麺(汁なし)
[訪問日]
2016年11月1日(火)
[評価]★★★★☆
2007年に担々麺専門店として神田錦町にオープンした「担々麺本舗 辣椒漢」。
担々麺一筋で、すでに10年目に突入しています。
昨年には、創業8年にして、初の支店を駒込にオープン。
あまり手を広げずに、クオリティー重視でやっておられることが
この店舗展開からも垣間見ることができる、まさに専門店です。
こういうスタイル、個人的に共感するところもあったり・・・。
担々麺大好き人間の僕にしては、かなりの後れをとっているのですが、
そんなこだわりのお店に、今回、初訪問です。
実は、気にはなっていたんです。
正直、お店の情報は持っていなかったのですが、お店の前をよく通り、
そのたびに、「美味そうな佇まいのお店だなぁ」と気にはなっていたんです。
なので、そのうち訪問してみようと、長らくの宿題店になっていたお店でした。
それが、ようやく訪問です。
まあ、結論から言ってしまえば、僕の勘はドンピシャだったわけですが・・・。
さて、そんな「担々麺本舗 辣椒漢」。
冒頭でも触れましたが、創業は、2007年の10月。
店主さんは、岡田健一さん。
このお方、池尻大橋にあって、2014年に閉店してしまった担々麺専門店「天手毬」で
修行されていたそうです。
「天手毬」といって思い浮かぶのは、中野にある「ほおずき」ですよね。
こちらの店主の吉澤晃さんも「天手毬」で10年ほど修行をされ、「ほおずき」を
創業された方です。
で、実は、この吉澤晃さん、今回の「辣椒漢」の店主・岡田さんの師匠でもあるんですね。
要は、「天手毬」時代でのつながりということでしょう。
その「天手毬」での修行の後、「南翔饅頭店」や「香港茶楼」といった
中華料理店での修行を経て独立されたようですね。
学生時代は、中国語を専攻してたり、奥さんが台湾の方だったり、
けっこう中国に縁のある方みたいです。
担々麺に関しては、本場四川の成都まで視察に行ったりと、とにかく本場の味を探求、
自分のお店の味にフィードバックさせるなど、すごく熱心な方です。
お店の屋号である「辣椒漢」というのも珍しいですが、これは、中国語で、
「唐辛子男」という意味だそうです。
「辣椒」が「唐辛子」、「漢」が「男」を意味するようですね。
お店は、住所でいうと「神田錦町」。
アクセスは、最寄が都営新宿線の「小川町」で、歩いて5分ほど。
丸の内線の「淡路町」や、JRの「神田」も利用できます。
場所は、歩いていればすぐにわかるほど、大きく「担々麺」という
看板が掲げられているので、見逃すことはないと思います。
店内は、奥に一直線に長細い造り。
厨房を前にカウンター席が8席のみのこじんまりとした店内です。
そして、メニュー。
当然のことながら「担々麺」がメインです。
基本は、「汁なし」と「汁あり」に分かれています。
この中で、いくつかメニュー分類されるのですが、基本の「担々麺」としては、
「汁なし」の「正宗担々麺」、「汁あり」の「日式担々麺」が
ベーシックメニュー。
この「汁」の「ありなし」の中で、いろいろとバリエーションがあるわけです。
この他にも「醤油らぁめん」というのも揃えています。
また、ご飯ものいくつかあります。
さて、このメニューを見ていただいてもわかると思うのですが、やはり本格的です。
まず、「汁なし」を「正宗」と呼んでいること。
そして、「汁なし」を「日式」と呼んでいること。
「正宗」とは、「せいそう」読み、中国語で「正統」を意味する言葉。
つまりは、本格四川成都担々麺であることを意味しています。
一方、「汁あり」の「日式」。
これは、「ひしき」と読むのですが、つまりは、「日本の」ということ。
「担々麺」は、本来「汁なし」のものしか存在しませんでした。
それを日本人向けに食べやすく開発されたのが「汁あり担々麺」。
それを「日式」と呼んで、本場のものと分けているわけです。
こだわりを感じます。
ということで、そんな本格派担々麺を提供してくれる「辣椒漢」。
店主さんいわく、「本物の担々麺は汁がないもの」ということで、
そう言われちゃうと、それを食べないといけないですよね。
っていうか、最初から、その「汁なし」をいただくつもりで訪問したんですが。
その「汁なし担々麺」である「正宗担々麺」をいただいてまいりました。
本場、成都の担々麺の味をも凌ぐと現地の人にも言わしめる味。
どんな感じなんでしょう。
とても楽しみです。
ということで、「辣椒漢」の「正宗担々麺」、いただいてきましたので、
早速ですが感想の方をレポしていきます。
それでは!
まずは、ビジュアルです。

水色の口径の広めな多用丼で登場。
見た目、かなりシンプルです。
量も、割りと少なめで、やや控えめな感じもしますが・・・
とりあえず、細かく見てみましょう。

麺は、中太の平打ち麺を使ってますね。
もっと太い麺を使ってるのかと思ってたので意外でした。
「汁なし」とはいいつつも、底には、「油そば」程度の少量の汁があります。
でも、決して「汁あり」といえるものではありません。
この汁が、「醤油ダレ」と「ラー油」を合わせてるものなのでしょう。
見た目、赤味を帯びていて辛そうです。
トップには、たっぷりの「肉みそ」。
その上には、砕いたナッツがパラパラと。
で、全体に万能ネギを散りばめてあって、カイワレがのっています。
以上、盛り付けはシンプル。
最低限の「担々麺」に必要なものだけを残し、他を削ぎ落とした感じ。
美味しそうです。
では、いただいてみましょう!
まずは、しっかりと混ぜ合わせてとのことでしたので、しっかり混ぜて・・・。
一口・・・。
ここで、気をつけなくてはいけないのは、いきなり啜ってはいけないということ。
下手すると咽て食べられなくなります。
なので、しっかりと口の中に押し込むようにして、まずは、辛さの様子見。
まずまずの辛さ。
正直、思っていたよりも辛くはなく、これなら多少啜っても大丈夫な感じ。
それでも、花椒の痺れは、ストレートに舌を刺激してくる。
ラー油の辛さと相まって、とても美味しいですね。
肉味噌、ナッツ類が、辛さをやや和らげ、バランスをしっかりととっています。
麺も、モッチリとした食感で良い感じ。
これは美味いです。
正直、本場の「汁なし担々麺」を食べたことがないので比較のしようがないですが、
おそらく、こんな感じなんでしょう。
ただ辛いだけではない、その中に潜む旨味がしっかりと引き出されていて、
とても美味しいんですよね。
程好い辛さと痺れを感じながら、あっという間の完食です。
本当は、〆にライスを投入したかったのですが、売り切れ。
絶対に美味しいはずだったのに・・・。
ちょっと残念。
でも、その〆がなくても十分に満足できる美味しさ。
やっぱり、「担々麺」は「汁なし」なんでしょうかね?
好みもあると思うのですが、日本人としては、やはり「汁あり」
も捨てがたいですけどね。
でも、「汁なし」は美味いです。
ぜひ、今度は、「辣椒漢」の「汁あり」、「日式担々麺」も試したいですね。
なんとなく、「ほおずき」に似てるじゃないかと想像してるのですが・・・。
というより、「辣椒漢」は、いろんなバリエーションの「担々麺」が
豊富に揃っているので、いろいろと試してみたいお店ですね。
なんとなく、本物を味わえそうな気がします。
通ってみたいお店が、また1つ増えました。
とりあえず、時間を見つけ再訪したいと思います。

[データ]
●店名:担々麺本舗 辣椒漢
●住所:東京都千代田区神田錦町1-4-8 ブロケードビル 1F
●交通:都営新宿線「小川町」より徒歩5分/丸の内線「淡路町」より徒歩7分
●営業:[月~金]11:00~15:00・17:30~20:00/[土]11:00~14:00
●定休:日曜・祝日

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正宗担々麺(汁なし)
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[評価]★★★★☆

2007年に担々麺専門店として神田錦町にオープンした「担々麺本舗 辣椒漢」。
担々麺一筋で、すでに10年目に突入しています。
昨年には、創業8年にして、初の支店を駒込にオープン。
あまり手を広げずに、クオリティー重視でやっておられることが
この店舗展開からも垣間見ることができる、まさに専門店です。
こういうスタイル、個人的に共感するところもあったり・・・。
担々麺大好き人間の僕にしては、かなりの後れをとっているのですが、
そんなこだわりのお店に、今回、初訪問です。
実は、気にはなっていたんです。
正直、お店の情報は持っていなかったのですが、お店の前をよく通り、
そのたびに、「美味そうな佇まいのお店だなぁ」と気にはなっていたんです。
なので、そのうち訪問してみようと、長らくの宿題店になっていたお店でした。
それが、ようやく訪問です。
まあ、結論から言ってしまえば、僕の勘はドンピシャだったわけですが・・・。
さて、そんな「担々麺本舗 辣椒漢」。
冒頭でも触れましたが、創業は、2007年の10月。
店主さんは、岡田健一さん。
このお方、池尻大橋にあって、2014年に閉店してしまった担々麺専門店「天手毬」で
修行されていたそうです。
「天手毬」といって思い浮かぶのは、中野にある「ほおずき」ですよね。
こちらの店主の吉澤晃さんも「天手毬」で10年ほど修行をされ、「ほおずき」を
創業された方です。
で、実は、この吉澤晃さん、今回の「辣椒漢」の店主・岡田さんの師匠でもあるんですね。
要は、「天手毬」時代でのつながりということでしょう。
その「天手毬」での修行の後、「南翔饅頭店」や「香港茶楼」といった
中華料理店での修行を経て独立されたようですね。
学生時代は、中国語を専攻してたり、奥さんが台湾の方だったり、
けっこう中国に縁のある方みたいです。
担々麺に関しては、本場四川の成都まで視察に行ったりと、とにかく本場の味を探求、
自分のお店の味にフィードバックさせるなど、すごく熱心な方です。
お店の屋号である「辣椒漢」というのも珍しいですが、これは、中国語で、
「唐辛子男」という意味だそうです。
「辣椒」が「唐辛子」、「漢」が「男」を意味するようですね。
お店は、住所でいうと「神田錦町」。
アクセスは、最寄が都営新宿線の「小川町」で、歩いて5分ほど。
丸の内線の「淡路町」や、JRの「神田」も利用できます。
場所は、歩いていればすぐにわかるほど、大きく「担々麺」という
看板が掲げられているので、見逃すことはないと思います。
店内は、奥に一直線に長細い造り。
厨房を前にカウンター席が8席のみのこじんまりとした店内です。
そして、メニュー。
当然のことながら「担々麺」がメインです。
基本は、「汁なし」と「汁あり」に分かれています。
この中で、いくつかメニュー分類されるのですが、基本の「担々麺」としては、
「汁なし」の「正宗担々麺」、「汁あり」の「日式担々麺」が
ベーシックメニュー。
この「汁」の「ありなし」の中で、いろいろとバリエーションがあるわけです。
この他にも「醤油らぁめん」というのも揃えています。
また、ご飯ものいくつかあります。
さて、このメニューを見ていただいてもわかると思うのですが、やはり本格的です。
まず、「汁なし」を「正宗」と呼んでいること。
そして、「汁なし」を「日式」と呼んでいること。
「正宗」とは、「せいそう」読み、中国語で「正統」を意味する言葉。
つまりは、本格四川成都担々麺であることを意味しています。
一方、「汁あり」の「日式」。
これは、「ひしき」と読むのですが、つまりは、「日本の」ということ。
「担々麺」は、本来「汁なし」のものしか存在しませんでした。
それを日本人向けに食べやすく開発されたのが「汁あり担々麺」。
それを「日式」と呼んで、本場のものと分けているわけです。
こだわりを感じます。
ということで、そんな本格派担々麺を提供してくれる「辣椒漢」。
店主さんいわく、「本物の担々麺は汁がないもの」ということで、
そう言われちゃうと、それを食べないといけないですよね。
っていうか、最初から、その「汁なし」をいただくつもりで訪問したんですが。
その「汁なし担々麺」である「正宗担々麺」をいただいてまいりました。
本場、成都の担々麺の味をも凌ぐと現地の人にも言わしめる味。
どんな感じなんでしょう。
とても楽しみです。
ということで、「辣椒漢」の「正宗担々麺」、いただいてきましたので、
早速ですが感想の方をレポしていきます。
それでは!
まずは、ビジュアルです。

水色の口径の広めな多用丼で登場。
見た目、かなりシンプルです。
量も、割りと少なめで、やや控えめな感じもしますが・・・
とりあえず、細かく見てみましょう。

麺は、中太の平打ち麺を使ってますね。
もっと太い麺を使ってるのかと思ってたので意外でした。
「汁なし」とはいいつつも、底には、「油そば」程度の少量の汁があります。
でも、決して「汁あり」といえるものではありません。
この汁が、「醤油ダレ」と「ラー油」を合わせてるものなのでしょう。
見た目、赤味を帯びていて辛そうです。
トップには、たっぷりの「肉みそ」。
その上には、砕いたナッツがパラパラと。
で、全体に万能ネギを散りばめてあって、カイワレがのっています。
以上、盛り付けはシンプル。
最低限の「担々麺」に必要なものだけを残し、他を削ぎ落とした感じ。
美味しそうです。
では、いただいてみましょう!
まずは、しっかりと混ぜ合わせてとのことでしたので、しっかり混ぜて・・・。
一口・・・。
ここで、気をつけなくてはいけないのは、いきなり啜ってはいけないということ。
下手すると咽て食べられなくなります。
なので、しっかりと口の中に押し込むようにして、まずは、辛さの様子見。
まずまずの辛さ。
正直、思っていたよりも辛くはなく、これなら多少啜っても大丈夫な感じ。
それでも、花椒の痺れは、ストレートに舌を刺激してくる。
ラー油の辛さと相まって、とても美味しいですね。
肉味噌、ナッツ類が、辛さをやや和らげ、バランスをしっかりととっています。
麺も、モッチリとした食感で良い感じ。
これは美味いです。
正直、本場の「汁なし担々麺」を食べたことがないので比較のしようがないですが、
おそらく、こんな感じなんでしょう。
ただ辛いだけではない、その中に潜む旨味がしっかりと引き出されていて、
とても美味しいんですよね。
程好い辛さと痺れを感じながら、あっという間の完食です。
本当は、〆にライスを投入したかったのですが、売り切れ。
絶対に美味しいはずだったのに・・・。
ちょっと残念。
でも、その〆がなくても十分に満足できる美味しさ。
やっぱり、「担々麺」は「汁なし」なんでしょうかね?
好みもあると思うのですが、日本人としては、やはり「汁あり」
も捨てがたいですけどね。
でも、「汁なし」は美味いです。
ぜひ、今度は、「辣椒漢」の「汁あり」、「日式担々麺」も試したいですね。
なんとなく、「ほおずき」に似てるじゃないかと想像してるのですが・・・。
というより、「辣椒漢」は、いろんなバリエーションの「担々麺」が
豊富に揃っているので、いろいろと試してみたいお店ですね。
なんとなく、本物を味わえそうな気がします。
通ってみたいお店が、また1つ増えました。
とりあえず、時間を見つけ再訪したいと思います。

[データ]
●店名:担々麺本舗 辣椒漢
●住所:東京都千代田区神田錦町1-4-8 ブロケードビル 1F
●交通:都営新宿線「小川町」より徒歩5分/丸の内線「淡路町」より徒歩7分
●営業:[月~金]11:00~15:00・17:30~20:00/[土]11:00~14:00
●定休:日曜・祝日

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